確定拠出年金(401KとiDeCo) 新卒のための投資商品の選び方とインデックス投資 〜 控除で優遇された税金で退職金を
最近は確定拠出年金にする企業が増えている
確定拠出年金とは
簡単に言うと自分でお金を投資して運用するというような制度で、税金が優遇されるなんとも素晴らしい制度です。
だいたい個人で運用をしようとすると利益に対して10% 〜 20%の課税が行われます。
基本的に自分の場合だと20%の税金がかけられる商品を使っているので消費税とか比べ物にならないくらいの課税ですね。
それが確定拠出年金では制度として国からの優遇を受け課税されなくなっています(ただし定年後の引き落としの時は課税される)。
この優遇には理由があってそろそろ国が国民全体の年金の運用を行う自信がなくなってきており、自分の年金は自分で運用してねと考えているからです。
僕もそのつもりなので年金全て現金で払い戻せと思っています。
確定拠出年金には401Kという名前がついていたのですが、個人に対しても適用されることになり一人称の ”I”がつきiDeCoという愛称がつけられました。
インデックス投資とは
インデックス投資:複利計算とは
インデックス投資とは簡単にいうと楽な投資方法です。基本的に長期投資で使われるため、複利計算の恩恵を受けることができます。
ここでは複利計算の説明を簡略化しておこないます。
年間5%の利益が出る投資がありそこに100万円を投資すると一年目の利益は5万円で合計105万円です。
2年目は105万円に対して年利5%を適用するので合計は110.25万円で、利益は110.25 - 105より5.25万円です。
それを5回ほど繰り返すと合計は127万円になっています。
このように繰り返していくと100*(1.05)Nという計算になります。累乗は恐ろしいという感覚があればそれで大丈夫だと思います。
そして新卒から定年後までの約40年間くらい運用をすることになるのでそれはそれは大きな金額になります。
インデックス投資:参考書について
初心者のためのやさしい株入門決定版! 「こんなに親切に説明してあって役に立つ株の本はないと思います」と著者自らが太鼓判を押す。なぜって、商売がらみで書かれたり語られたりする投資の本の中にあって、ニュートラルな立場から、合理的に、人生設計の中で、株や投資を位置づけているから。ふつうの人でも、あらゆる株必勝法のインチキを見破り、カモられずにお金を増やす方法を徹底して追究しています。ちょっとクールで、かなり知的。画期的な株入門書の誕生です。株をやらないつもりの人でもやりたくなる?
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どうすれば最適な投資方法になるかはすでに数学的・経済的にわかっているのでそれをやりましょうという内容の本です。
インデックス投資について詳しく書かれています。実際に投資する割合までも明確になっていて何も考えずに済む一番楽な投資方法です。
実際にだいたい年間で5%弱くらいの運用になるはずという趣旨でした。
もし年間5%で資産を運用できたらどうなるか?
毎月1万円を年利5%で30年間ほど運用した場合は、
元本:3,600,000
利益:4,756,000
合計:8,356,000
退職金として800万円くらいもらえる計算になるはずです。
毎月5万円だった場合
元本:18,000,000
利益:23,785,907
合計:41,785,907
2000万円が運用からできる利益で合計4000万円という資産が形成できれば本当にいうことはないですよね。
まあこれが複利計算の威力で、毎月の積立額が多くなるほど・運用する期間が長くなればなるほど雪だるま式に利益が生まれます。
アインシュタインが複利計算を絶賛したのもうなづけます。僕も4000万円欲しいです。
このサイトより計算。
その他の副業や節税の勉強になる参考書についてはこちらの記事で書きました。
確定拠出年金でのインデックス投資のメリット・デメリット
メリット
- 税制上の大幅な優遇が受けられる
- 転職しても別の会社で引き継げる
- 複利計算によって膨れていく利益
- 年金が破綻するリスクの分散
- 財産を強制的に築くことができる
- インデックス投資なら大損をする可能性がけっこう低い(ゼロでない)
後述するように長期投資の場合は複利計算で利益が膨らんでいくため、将来的にはすごい大きな金額にまで運用できているということもあり得ます。
税金が優遇されるだけでなく今の不安定な国の年金制度に完全依存する必要がなくなります。
基本的に定年後まで引き出せないので自動的に財産が形成されます。
また、インデックス投資ならば世界恐慌でも起きない限りは大損するリスクは少ないのではないかと思っています。
デメリット
- 60歳まで引き落とすことができない
- 運用次第では元本割れすることもある
- 手数料が少し取られる(0.1 〜 0.5%くらい?)
デメリットは手数料が取られてしまうことと運用次第では元本割れしてしまうリスクもあるというところです。
60歳まで引き出せないという年金仕様のためお金が溜まっている実感があっても確定拠出年金では定年まで引き落としができません。
引き落として使えるお金を運用したければ自分で口座を作って運用を行いましょう。
確定拠出年金で利益を出すようにするために
口座開設について
楽天証券
無難に便利なのが楽天証券です。
迷ったら楽天証券にしておいても良いと思います。
手数料が安いうえに最初の一年は10万円以上の運用で月額手数料が無料になります。
通常の手数料は月額226円です。
あとは普通に投資商品のラインナップが多いのであれがないと困る!みたいな状況に陥ることは少ないでしょう。
個人型確定拠出年金 (401K)のメリット | 個人型確定拠出年金:iDeCo(イデコ) | 楽天証券
その他のリスクヘッジ?
不動産投資です。
2020年に東京オリンピックが終わるまでは、または終わってしばらくするまで不動産は安定しているのではないかと自分で勝手に思っているのでここでせっせと利益づくりと他の投資になれる練習をしています。
この期間中にインデックス投資でマイナスがでても補えるはず、、と考えています。